毎年安定した成績でチャンピオンズリーグやリーグ戦で優勝争いを繰り広げるバルセロナ。この記事ではそんなバルセロナの最新スタメンやフォーメーションを紹介します。
バルセロナのフォーメーションとスタメンメンバー
バルセロナは伝統的に4-3-3のフォーメーションを採用し、現在も基本的には4-3-3です。
近年のバルセロナはライバルのレアルマドリードとは対照的にFWにタレントが豊富となっており、2020年はメッシ、グリーズマン、スアレスのスリートップの控えにデンベレやアンス・ファティーがいます。
前線の3人はデンベレ以外はサイドだけではなく、中央でのプレーも好む傾向があり、メッシが下がって組み立てに参加すればグリーズマンが中央で攻撃参加するなど流動性が高い点が特徴となります。
中盤はセルジオ・ブスケツとフレンキー・デヨングの2人が軸。特に加入1年目のデヨングは加入初年度とは思えない活躍を披露しています。この2人以外は試合ごとに起用される選手が異なり、レギュラーが固定されていない印象です。
ディフェンスはジョルディ・アルバ、ピケ、ラングレ、セメド、キーパーにはテアシュテーゲンがレギュラーとして君臨します。
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バルセロナのスタメンメンバーを紹介
ここではバルセロナのポジション別に選手をみていき、併せて、バルセロナの将来のスタメンやレギュラーとして活躍する可能性のある選手も紹介します。
FW(フォワード):スアレス・メッシ・グリーズマン
バルセロナといえば、メッシ、スアレス、ネイマールの3トップが長年象徴的な選手でしたが、現在はネイマールに代わり、アトレチコマドリードから移籍してきたグリーズマンがレギュラーとして君臨しています。
グリーズマンは加入当初こそ批判もありましたが、2020年になると完璧にチームにフィット。得点やアシストも目に見えて増加しており、世界最高の選手の1人であることを証明しています。
メッシとスアレスは相変わらず健在。
メッシは相変わらず世界最高の選手であり、得点能力はもちろん、近年は中盤の組み立てへ加わったり、味方のアシストをする局面が増加しています。今後数年は世界トップの座に君臨するでしょう。
控えにはデンベレとアンス・ファティーがおり、こちらの2人は将来性が非常に高いです。デンベレはドルトムント時代のような活躍ができていませんが、怪我から復帰すれば大きく飛躍する可能性があります。
バルセロナのフォワードは盤石といえます!
〇控え:デンベレ、アンス・ファティー
バルセロナの未来のスタメン:アンス・ファティー、デンベレ
現状この3人を超える可能性のある選手はアンス・ファティーです。若干17歳のカンテラーノはスアレスが離脱してからレギュラーに定着。
その若さからバルセロナの将来を背負って立つ存在といわれています。
アンス・ファティーはシュートの局面やパスの場面では非常に落ち着いて状況を理解し、的確な判断を下します。カンテラ出身ということもあって、メッシの後継者として活躍することを期待したいところです。
その他ローマへ移籍したカルレス・ペレスはウイングとして面白い存在です。デンベレとともにウイングのポジションとして輝けるか注目となります。
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MF(ミッドフィルダー):フレンキー・デヨング、セルジオ・ブスケツ、アルトゥール
バルセロナにはイニエスタやシャビのような圧倒的な存在が長年このポジションに君臨し、黄金時代を築き上げました。
現在黄金時代のメンバーで残っているセルジオ・ブスケツは中盤の底で替えのきかない存在として、レギュラーとして活躍しています。ポジショニングやパス出しなど今後もバルセロナの象徴として活躍することが期待されます。
また、2019年オフにアヤックスから加入したフレンキー・デヨングは加入直後にバルセロナにフィット。
他のチームと違い中盤で覚えなければならない動きが多いバルセロナにおいてすぐに適応したということで、並みの選手でないことが分かります。
的確な判断と正確なパスが持ち味でレアルマドリードのトニ・クロースと並んで、リーガでパス成功率が最も高い部類に入る選手となっています。
まだ22歳と若く、今後のバルセロナを牽引する存在です。
〇レギュラー:セルジオ・ブスケツ
△準レギュラー:アルトゥール、ビダル、セルジ・ロベルト、ラキティッチ
バルセロナの未来のスタメン:リキ・プッチ、カルレス・アレニャ、フレンキー・デヨング
将来的にはバルセロナがイニエスタやシャビ時代のように再び中盤にタレントをそろえ、ヨーロッパサッカーを席捲するかもしれません。
すでにトップチームデビューを果たしているリキ・プッチとカルレス・アレニャは世界でも指折りの若手選手。2人ともパスの精度だけでなく、自分で持ち上がる力を持った選手となっています。
この2人に加え、すでにレギュラーのデヨングがこのまま活躍すれば魅力的な中盤になります。
ここにセルジオ・ブスケツのような選手が出てくればさらに強固な中盤が完成します。補強も含めて注目したいポイントですね。
DF:ジョルディ・アルバ、ピケ、ラングレ、セメド
センターバックはピケとラングレのセットが基本で、控えにはウムティティがいます。
ピケは対人の強さだけでなく、ビルドアップの起点で球出しを担当。ラングレは総合能力の高いセンターバックであり、安定感があります。
控えのウムティティも能力の高い左利きのセンターバックであり、バルセロナで最も安定感のあるポジションでしょう。
対して、若干の不安があるのがサイドバック。左サイドバックのジョルディ・アルバはメッシとのコンビネーションも高く、唯一無二の存在ですが、控えがいません。
右サイドバックもセメドが出場する機会が多いですが、セルジ・ロベルトがこのポジションに入ることがあるなど絶対的な存在にはなっていません。
この2ポジションについてはカンテラからの若手が出てくるか補強の必要があるかもしれません。
〇レギュラー:セメド、ウムティティ
バルセロナの未来のスタメン:ホルヘ・クエンカ、ファン・ミランダ、ウムティティ、セメド
長年にわたってレギュラーに君臨しそうな若手のウムティティとセメドに加え、カンテラからクエンカとミランダが昇格し、レギュラーになるのではと予想します。
クエンカはセンターバックの選手で高身長に加え、足元の技術が高いこともあり、ピケの後継者になることが期待されます。
ミランダは左バックの選手で、各年代のスペイン代表にも選手される高いポテンシャルを持ちます。数年後にジョルディ・アルバからポジション奪取の可能性もあります。
有望なサイドバックの選手としてムサ・ワゲもいますが、ニースへのローン移籍が決定し、まずはフランスで圧倒的な結果を出す必要があるでしょう。
GK(ゴールキーパー):テアシュテーゲン
絶対的な存在として、世界最高のキーパーの1人に数えられるテアシュテーゲン。
ドイツ代表でもノイアーからレギュラーポジションを奪いそうな活躍をしており、名実ともに世界最高のゴールキーパーになろうとしています。
テアシュテーゲンの年齢は現在27歳。そのため、長年にわたり、レギュラーを務めていくことが予想され、将来的にも他の選手にポジションを奪われる可能性は低いでしょう。
そのため、未来のスタメンも変わらずテアシュテーゲンがレギュラーを務めると予想します。
レアルマドリードのクルトゥワ、アトレチコマドリードのオブラクと世界最高峰のゴールキーパーが集まるリーガでトップに君臨し続けられるか要注目です。
まとめ
この記事ではバルセロナのスタメンやフォーメーションについて解説してきました。
バルセロナはフォワードを中心にトップクラスの選手をそろえており、将来的には中盤の若手が大頭すればグラウディオラがいた頃のようなポゼッションサッカーを展開することも可能です。
今後加入してくる選手によってスタメやフォーメーションが変更となる可能性もあり、これからのバルセロナが楽しみですよね!