年収200万円で結婚しても大丈夫?結婚前後ですべきことも解説

年収200万円で結婚しても大丈夫?結婚前後ですべきことも解説

年収が200万円で結婚はできるのか不安に感じている人はいるのではないでしょうか。

本記事では、年収200万円の人が結婚するために必要なことを紹介します。結婚後に意識すべきことも解説しますので、気になる人は最後まで内容をご確認ください。

年収200万円で結婚すると苦労することは?

年収200万円で結婚すると苦労することは?

以前、「年収200万円」という言葉がSNSをざわつかせました。実際この金額は2020年度の平均年収433万円を大きく下回り、月の手取りは約13〜14万円ほどです

単身ならばどうにか暮らしていけますが、家庭を持つとなったら下記のような苦労が待ち受けていると思われます。

  • ローンを組むのが難しくなる
  • 子育てに不安が残る
  • 趣味や人付き合いに回すお金が少なくなる

具体的にはどのような苦労なのか、詳しく解説します。

ローンを組むのが難しくなる

年収200万円の人が車や住宅のローンを組む場合、審査はかなり厳しくなります。

年収200万円の人は契約社員、派遣社員、パート・アルバイトなどの非正規雇用の場合が多く、昇給する機会が少ない上に、会社の経営状況によっては仕事を続けられなくなる可能性があるからです

たとえ借り入れができたとしても、返済中はゆとりのある生活を送ることが難しく、また病気やケガなどで想定外の出費が発生した途端家計がひっ迫してしまいます。

結婚後はパートナーの収入も考慮に入れられますが、家族が増えた分、車や住宅もより大きいものが必要になり、結果借入額も大きくなります。

子どもの教育費など将来的に出費が増えることも考えると、家計は単身のときよりも厳しくなるでしょう。

子育てに不安が残る

妊娠発覚から出産まで、健診や入院・分娩などで必要とされるお金は平均で約50万円ほどと言われていますが、それは何のトラブルもなかった場合です。

妊娠時は切迫流産・早産のほか、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など妊婦特有の病気で入院することがあり、出産時も帝王切開になると保険対応にはなるものの、自然分娩より費用がかかります。

また、マタニティ用品やベビー用品の購入費、里帰り出産の交通費なども忘れてはいけません。

出産育児一時金などの制度を使ってこれらの費用をどうにかやりくりできたとしても、子供の成長とともにかかるお金も増えていきます

そのうえ、子供が小さいうちは親のどちらかが仕事を頻繁に休むことを余儀なくされ、収入が不安定になる可能性があります。子供を持つことに不安になっても無理はありません。

趣味や人付き合いに回すお金が少なくなる

子供を持つことのほかにも、病気やケガなどもしものときや老後のことを考えると、結婚後はできるだけ貯金したいものです。

貯蓄に回せるのは、必須の支出ではない交際費や趣味・娯楽費ですが、これらを極端に減らすのもよくありません

まず交際費を大幅に削ると、一人暮らしのときはかろうじてできていた会社の飲み会や友達とのランチに行けなくなります。休日も遊びの誘いを断らざる得なくなり、人付き合いがおろそかになってしまいます。

趣味や娯楽も、それが夫婦共通だったらまだ安く済ませられますが、別々だとお金がかかるため、楽しむ時間や回数を減らさなくてはいけません。そうするとストレスがたまって、夫婦関係にも影響してしまいますね。

年収200万円の人が結婚する前にすべきこと

年収200万円の人が結婚する前にすべきこと

ここまで、年収200万円の人が結婚すると何に苦労するかを解説しました。

しかし、それらの苦労は、結婚前に何の準備もしていないことも原因であり、あらかじめ以下のような策を講じることでかなり軽減できます

  • 100万円程度は貯金を作る
  • 副収入でお金を稼げる手段を模索する
  • 異性に出会うチャンスを増やす

それぞれについて詳しく説明します。

100万円程度は貯金を作る

結婚前にできるだけ貯金しておくと、結婚後、式や旅行の予定はなくとも何かと増えがちな出費に対処でき、またローンを組む際にも頭金を多くすることで審査に通りやすくなります。

差し当たって100万円ほどためると何かと心強いでしょう。何より夫婦の共同財産ではない、自分が自由に使えるお金があるだけでも心に余裕を持てますね。

時間の融通が利くならば、リゾートバイトで一気に稼ぐことをおすすめします。リゾートバイトは寮での住み込み生活がほとんどなので生活費をぐっと抑えることができ、繁忙期にしっかり働けるバイトを選べば、3カ月で100万円稼ぐことも可能です。

リゾートバイトにどのような求人がある人は以下のリンクより内容を確認してみましょう。

求人多数のリゾートバイト | ダイブ

副収入でお金を稼げる手段を模索する

勤務の関係でまとまった時間を作るのが難しい人は、すき間時間に副業をしてコツコツと稼ぎましょう。

たとえば、クラウドソーシングは、データ入力やプログラミング、動画編集など仕事の種類が幅広く、経験やスキルがあればその分報酬が高額になります。クラウドソーシングサイトは数多くありますので、それぞれの特徴を見比べ自分にあったところに登録してみるといいですね。

また、文章を書いてブログに載せ、アフィリエイト収入を得るのもおすすめです。文章を書くのが苦手という人も、とにかく書き続けることで文章力がついてくるので、まずはチャレンジしましょう。

どちらも最初は少ししか稼げなくても、根気よく続けることでだんだんと収入が増えていく可能性があります。

異性に出会うチャンスを増やす

当然ですが、結婚するには相手が必要です。

出会いがない場合は結婚相談所や婚活サイト・アプリに登録するのも手ですが、前者はまず年収ではじかれて入会すらできず、後者も結婚への本気度が高い分、相手に年収で判断されてしまうことが多いです。

年収よりも性格や趣味、価値観の相性に重きを置いてほしい人は、マッチングアプリを活用しましょう。

実のところ、「相手の年収が低いなら自分が働けばいい、たくさん稼いでくるより一緒に家事や育児をしてほしい」と、結婚相手に高収入を望まない人は多いです。そういう人と出会うチャンスを増やすためにも、一通りの家事はできるようにしたほうがいいですね。

常に思いやりの心を持ち、相手のために行動ができる人が、長い人生を過ごすパートナーとして選ばれるのです。

年収200万円で結婚したあとに節約するコツ

年収200万円で結婚したあとに節約するコツ

結婚はゴールではなく、スタートです。収入が少なくてもゆとりのある幸せな家庭を築くには、以下のようなコツを実践し、節約することが大事です

  • 公営住宅など家賃を下げる手段を考える
  • 子供を作りたい場合は給付金を活用する
  • 収入を増やすために転職なども検討する

3つ目は一見節約のコツではありませんが、そこも含め詳しく説明します。

公営住宅など家賃を下げる手段を考える

家賃の負担が大きい、もしくは職場が遠くて交通費がかかるという場合は、自治体の公営住宅を検討しましょう。

公営住宅は同居家族がいる人を対象にしており(一部例外あり)、年収が低ければ低いほど家賃が安くなる可能性があります。抽選による選考があり、新築や立地条件の良いところは応募倍率が高いのですが、入居できればかなりの節約になるでしょう。

また、現在住んでいる賃貸の家賃を安くしてもらうという手もあります。実は賃貸物件の家賃は必ずしも定額であるとは限らず、周辺の相場などきちんと根拠を示した上で適切な賃料を設定すれば、値下げ交渉に応じてもらえる可能性があるのです。

交渉するタイミングも大切で、賃貸借契約の更新時期や5〜9月ごろの閑散期が狙い目です。

子供を作りたい場合は給付金を活用する

少子化対策として、国や自治体は子供や子育て家庭に対しさまざまな給付金や支援・助成制度を設けています

制度によっては受給条件があったり申請しないと利用できなかったりするので、事前に確認しましょう。

出産・育児に関する制度で代表的なものは以下の2つです。

  • 妊婦健康診査費用補助

自治体に妊娠の届け出をした際に、受診券として母子健康手帳とともに交付されます。

  • 出産育児一時金

病院に出産費用を支払った後、健康保険に請求すれば支給されます。一児につき42万円です。

妊娠や出産、育児のために会社を休業したり失業したりした場合は、以下の3つを利用できます。

  • 出産手当金

産休中の収入減を補うため健康保険から給付されます。

  • 育児休業給付金

育休中の収入減を補うため雇用保険から給付されます。

  • 求職者支援制度

失業者のうち、失業保険が受けられなかった人や失業保険の支給が終了した人などが対象です。

このほかにも、中学卒業までの児童がいる家庭に給付される「児童手当」、子供の医療費が一定年齢まで無料になる「医療費助成制度」などがあります。

収入を増やすために転職なども検討する

見出しでは「節約のコツ」としましたが、やはり収入を増やすことも大事です。

非正規雇用や短時間勤務の人は、正社員やフルタイム勤務への転職を検討しましょう。

また非正規であっても、昇給や正社員への登用の可能性がある仕事に就けば、収入アップが見込めます。資格がある、または取得しようとしている人は、資格手当や資格取得時の合格報奨金を支給してくれる企業を中心に転職先を探すのもいいですね。

なお、共働きで収入を得る場合は片方の収入を150万円以内に抑えると、配偶者特別控除の対象となり、メインで稼ぐ方の所得税が安くなります。

収入を増やそうと頑張って働いたら税金が増えてかえって家計が厳しくなったという事態にならないよう、双方の収入を調整するのが節約のコツです。

年収200万円でも結婚するのはあきらめないようにしよう

年収200万円でも結婚するのはあきらめないようにしよう

本記事では、年収200万円で結婚したいと考えている人にすべきことなどを解説しました。

年収200万円の人が結婚したいと考えている人は以下の点を理解し、行動しましょう。

  • 100万円程度は貯金を作る
  • 副収入でお金を稼げる手段を模索する
  • 異性に出会うチャンスを増やす

また、結婚をしたあとの生活も意識することも重要です。今から将来を見据えて行動するようにしましょう。

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