お金がないけど海外移住はできる?具体的な方法やおすすめの国を紹介

お金がないけど海外移住はできる?具体的な方法やおすすめの国を紹介

お金がないけど海外移住したいと考えている人は多いのではないでしょうか。

お金持ちしか海外に住めないイメージを抱く人もいますが、実は海外には日本より安く生活できる国があります。

本記事では、お金がなくても海外移住する具体的な方法を、実戦経験のある著者が紹介します

著者の実績

  • アメリカ・シカゴへの留学経験9か月
  • スペイン・セビージャへの留学経験3か月
  • 過去に訪れた国:オーストラリア、ポルトガル、フランス、イタリア、オランダ、ドイツ、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、韓国

生活費が高い国から安い国まで、さまざまな国で生活した経験があります!

お金がなくて海外移住の夢をあきらめている人はぜひ記事の内容をご確認ください。

お金がない人は海外移住できる?

結論から言うと、お金がなくても海外移住できます。

海外移住には「お金がある人が悠々自適に暮らすためにするもの」というイメージがありますが、実際はそんなことはありません。生活するのにお金が必要な国と、お金がかからない国があるからです。

お金がない場合はアメリカやイギリスといった国への移住は難しいですが、アジア圏やヨーロッパ圏であれば日本より物価がかなり安い国は数多く存在します。

とはいえ、お金がない場合は、移住する国を慎重に検討し、綿密に準備することが必要になります。

お金がない人が海外移住するメリットとデメリットを紹介

お金がない人が海外移住するメリットとデメリットを紹介

お金のない人の海外移住には、当然ですがメリットとデメリット両方が存在します。それぞれを詳しく紹介します。

メリット

  • 物価が安く、日本より少ない生活費で過ごせる。
  • その国の言語を習得できる。
  • 移住することで得た経験、知識や情報を収益化できる。 

生活コストを抑えるのはもちろんのこと、移住で得た語学スキルで翻訳や通訳の仕事をしたり、情報をブログなどで発信したりすることで、新たな収入を得られる可能性があります

デメリット

  • 日本ほど治安や衛生面が良くない国もある。
  • 言葉が通じず、意思疎通が難しい。
  • 異なる文化や生活習慣になじめないリスクもある。

ある意味日本のよさが浮き彫りになりますね。日本ほど治安が良く、衛生的な国はそうそうありません。日本の感覚を一旦忘れその国にどれだけなじめるかが、移住成功の鍵になります

お金がない上に、前述のデメリットを考慮してもなお、海外に住みたいと思う人は多いでしょう。それでは、今現在お金がなくても海外移住を実現するにはどうしたらよいでしょうか。

お金がない人が海外移住する具体的な方法

お金がない人が海外移住する具体的な方法

具体的な3つの方法を順を追って説明します。

①最低半年分の生活費を貯める

直前に「お金がなくても」と述べましたが、ある程度のお金は必要です。

渡航費はもちろん、当面の食費や住居費がないと文字通り死活問題になるからです。移住後すぐに働けばいいと思っていても、仕事になかなか就けなかったり、環境の変化に心身がついていかず、すぐに働けなかったりする可能性もあります。働かなくても半年は生活できるお金があれば、心に余裕が生まれます。

現在職についている人はそのまま働いて資金をためればいいですし、時間の都合がつく人は治験やリゾートバイトなどで一気に稼ぐ手もあります。とくにリゾートバイトはいろいろ種類があり、住み込みの仕事は食と住がまかなえるため短期間で資金がたまります。リゾートバイトの求人サイトは魅力的な求人が多いので、ぜひ一度確認してみてください。

おすすめのリゾートバイト一覧はこちらをチェック!

②可能であればインターネットで稼げる手段を見つけておく

物価の安い国は経済的に弱いことが多く、収入が低かったり、就職難だったりします。そのため、ネットで日本円を稼ぐ手段を確保しておくことはとても大切です。

ノートパソコン1台とネット環境さえあればどこでも働ける時代ですので、移住先で仕事に就くまでのつなぎや副業としてはもちろんのこと、収支が成り立つならばそれ1本で生活できます

例としては、以下のような仕事があります。

  • プログラミング
  • ライティング 
  • 動画編集

これらの仕事を受注するには、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトに登録するのがおすすめです。

上記以外にもさまざまな種類の仕事があるうえに案件数も多く、自分に合った仕事を請け負うことができます。経験やスキルがあればそのぶん報酬も高額になるので、資金をためるのと並行してスキルを磨くといいでしょう。

③航空券や長期滞在場所の予約をする

資金のめどがついたら、次は当面住む場所の確保です。

「ホテルは高い」と思う人には、Airbnbを利用するのがおすすめです。いわゆる民泊を仲介するサイトですが、「他人の家に泊まる」という一般のイメージとは異なり、ホテルのような部屋が用意されている場所や一軒家丸ごと貸し切りにできる住まいなど多種多様な滞在先を選べます。また、滞在期間も1カ月以上の長期滞在できる場所もあるのが特徴です。

住む場所が決まったら、あとは出発するだけです。渡航費も抑えたい人は、航空券比較サイトを活用しましょう。比較サイトには2種類があり、「比較予約サイト」はサイトが持つ航空券のプランを比較して希望のプランがあったらそのまま予約できます。

「比較まとめサイト」は提携する複数の比較予約サイトをまとめて比較でき、全サイトの中での最安値を知りたいという人には最適です。

月10万円で生活できる!お金なくても海外移住できる国5選

月10万円で生活できる!お金なくても海外移住できる国5選

お金がなくても移住できる国はたくさんありますが、快適な移住生活を送るためには、生活コストの低さだけでなく住みやすさも重要です。ここでは、そのどちらも兼ね備えた国の、おすすめ都市5つをご紹介します。

①ベトナム:ダナン

ベトナム中部に位置し、首都ハノイ、ホーチミンに続く第三の都市として栄えているダナンは、南北7kmに渡って美しいビーチが続く人気リゾート地でありながら物価が安いのが魅力です。

町自体がコンパクトなので中心部から車やバイクで10分も走れば海、山、空港どこにでも行くことができ、また治安も悪くありません。食事は優しい味付けで日本人の舌に合うものが多く、新鮮なシーフードも楽しめます。

言語はベトナム語ですが、観光エリアや大きい店では英語が通じます。

1か月の生活費の目安は10万円以下です。

ダナンでのノマドワークは快適?カフェや生活を徹底解説

②タイ:プーケット

タイ南部の島プーケットもまた美しい海が魅力的なリゾート地です。

広さは淡路島ほどもあり、エリアによって環境がだいぶ異なります。島西側のビーチエリアは観光客が多いため、首都バンコクよりも物価が高いのですが、その分住みやすく治安もよいです。

一方東側のプーケットタウンは地元の人が多く物価も安いですが、治安は西側ほどではありません。どちらが自分に合うかは、行ってみてから選ぶとよいでしょう。

言語はタイ語で、ベトナムと同様に観光エリアでは英語が通じます。

1か月の生活費の目安は10万円前後です。

③マレーシア:クアラルンプール

マレーシアは多民族国家で、さまざまな国の言葉や文化に触れられるのが大きな魅力です。

また、14年連続「日本人が住みたい国No.1」であり、首都クアラルンプールには多くの日本人が滞在しています。

日本の食材を扱うスーパーや日本食レストラン、日本語が通じる病院などがあり、とても住みやすいのですが、単身者用コンドミニアムはセキュリティ・プール・ジム付きが標準で日本ほど家賃は高くありません

言語はマレー語で、都市部では英語が普及しています。

生活費の目安は以下の見出しで紹介しています。

④ジョージア:トビリシ

ジョージアの東部にある首都です。ジョージアは2022年6月から再びノービザで1年間滞在できるようになりましたが、社会情勢により物価が急上昇し、コロナ禍前に謳われていた「月収5万円でノマド生活」はさすがに実現が難しくなっています。

それでも生活コストは日本よりずっと低く、特に農産物やアルコール類は破格の安さです。自炊することでかなり節約できるでしょう。言語はジョージア語、旧ソ連時代に普及したロシア語で、英語はあまり通じません。

⑤ポルトガル:リスボン

ポルトガルの首都で、歌手のマドンナが移住したことでも有名です。

他のヨーロッパ諸国と比べて物価が安く、また港町なのでシーフードが充実しており、料理も日本人の舌にも合うものが多いです。

ただし、ポルトガルは現在就職難であるため、地元で仕事に就くにはそれなりのスキルが必要になります。言語はポルトガル語ですが、英語が話せる人が多いので、まず不自由はしないでしょう。

治安も、観光客がよく行く場所については問題ありません。

1か月の生活費は12、13万円ほどを目処にしておきましょう。

お金がない人が海外移住した際の実際の生活費

お金がない人が海外移住した際の実際の生活費

クアラルンプールで一人暮らしする場合を例に説明します。通貨はリンギット(RM)2022年6月30日現在1RM=約31円です。

家賃:RM2,200

1LDKの相場はRM1,800〜2,500(約55,800〜77,500円)です。

インターネット・光熱費:RM300(約9,300円)

どちらも家賃に含まれる場合があります。インターネットは個別契約でRM100〜150(約3,100~4,650円)、スマートフォンはRM30(約930円)程度です。光熱費は一人暮らしの平均で電気代RM60〜80(約1,860〜2,480円)、水道代RM10(約310円)、下水代RM5(約155円)ほどです。

食費・日用品代:RM1,500(約46,500円)日本食にこだわらなければ、全て外食でもRM1,000(約31,000円)以下で済みます。

雑費:RM500(約15,500円)

生活費の総額はRM4,500(約139,500円)です。円安もあり10万円以下とはいかないのですが、ルームシェアや自炊などでかなり節約できます

上記は日本と同じ水準で生活しようと考えた場合ですが、現地の人と同様の生活をする場合は、10万円以下で生活することも十分可能です。

お金がないから海外移住をあきらめる必要はない

お金がないから海外移住をあきらめる必要はない

本記事ではお金がない人は海外移住ができるのかについて解説しました。

お金がなくても海外移住できる国はアジア圏、ヨーロッパ圏には多いです。月の生活費は家賃などを含めて15万円前後で済みます。

お金がなくて海外に移住したい人には以下の国がおすすめです。

  • ベトナム
  • タイ
  • マレーシア
  • ジョージア
  • ポルトガル

また、海外に行く前にはある程度お金を用意しておくと安心です。

まずは半年分程度の生活費を貯めてから海外移住の計画を練りましょう。

短期間でお金を貯めたい人はリゾートバイトがおすすめです。住み込みで働くため生活費がかからず、なかには3か月で100万円近く稼ぐ人もいます

具体的な求人は以下リンクからご確認ください。

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