レアルマドリードのメンバーは非常に豪華であり、フォーメーションに応じてスタメンも若干変更します。この記事ではレアルマドリードのフォーメーションとポジションごとのメンバーについて解説します。
もくじ
レアルマドリードのフォーメーションとレギュラーメンバー

レアルマドリードは4-3-3が基本のフォーメーションでしたが、最近は4-4-2のフォーメーションであることが多く、MF(ミッドフィルダー)を増やす傾向にあります。それぞれのフォーメーションを解説します。
4-3-3
レアルマドリードは長年クリスティアーノ・ロナウドを中心にチーム作りをしていたため、このフォーメーションが基本でした。
現在でもこの形は引き継がれており、ウイングのポジションにエデン・アザールとギャレス・ベイルが入ることが多いです。また、台頭しているロドリゴ・ゴエスも起用されることがあります。
中盤はトニ・クロースとカゼミーロ、フェデリコ・バルベルデのセットが多く、ディフェンスは左からマルセロ(メンディー)、セルヒオ・ラモス、ヴァラン、カルバハル。キーパーはクルトゥワです。
4-4-2
優秀なMF(ミッドフィルダー)の多いレアルマドリードが最近採用しているフォーメーションです。
カギを握るのはFW(フォワード)とMF(ミッドフィルダー)の間に入るイスコの存在。イスコがメンバーに入ることで相手陣内での攻撃時間が増加し、チャンピオンズリーグのパリサンジェルマン戦やバルセロナとのクラシコのように相手を圧倒します。
今後のレアルマドリードの基本フォーメンションになることが予想されます。
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レアルマドリードのメンバーを紹介
ここではレアルマドリードのポジション別に選手の紹介をしていきます。また、レアルマドリードの若手には有望な選手が多く在籍しており、将来のスタメン予想もしていきます。
FW(フォワード):カリム・ベンゼマ
レアルマドリードのエースであるベンゼマが絶対的なレギュラーです。
クリスティアーノ・ロナウドがチームを去った後、得点を量産。2018-19シーズンは自身3度目のリーグ20得点を超え、2019-20シーズンはメッシと得点王を争っています。
レアルマドリードもベンゼマの存在はチームに欠かせないと判断し、2022年まで契約を延長。少なくとも今後3シーズンはレアルマドリードのレギュラーとして活躍することが期待されます。
2番手のルカ・ヨヴィッチはベンゼマを脅かす存在にはなれず。3番手のマリアーノ・ディアスは戦力外扱いとなっています。
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未来のスタメン:ルカ・ヨヴィッチ
フランクフルトから6000万ユーロの移籍金で加入したルカ・ヨヴィッチですが、ベンゼマがレギュラーのため、出場機会が限定的です。
しかし、ポテンシャルは本物であり、チームに完全にフィットすれば将来的にはレギュラーとして活躍する力があります。
21歳と年齢も若く、ベンゼマの契約が切れるタイミングでのレギュラー奪取が目標です。
ウイング:エデン・アザール、ギャレス・ベイル
4-3-3のフォーメーションの際にはこの2人がスタメンとなることが多いです。
エデン・アザールは数字こそチェルシー時代ほどの結果ではありませんが、プレーの質は非常に高いです。怪我さえなければ圧倒的な存在感を放ちレアルマドリードでも大活躍するでしょう。
対して批判されることの多いギャレス・ベイル。能力の高さは間違いないですが、怪我とプレーのむらが気になります。
レアルマドリードがより相手陣内でボールを持つ時間が長くなっている中で、スペースがないと輝けないベイルはフィットしなくなっている感じもします。今がベイルの正念場と言えます。
ウイングは他にマルコ・アセンシオやルーカス・バスケス、ヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ・ゴエスとタレントが豊富です。
未来のスタメン:ロドリゴ・ゴエス、マルコ・アセンシオ、ヴィニシウス・ジュニオール
レアルマドリードのポジションで将来が最も楽しみなメンバーがそろっています。
10代のロドリゴ・ゴエスとヴィニシウス・ジュニオールは世界中のタレントでもトップクラスの才能を誇り、これから何年にも渡ってレアルマドリードで活躍する可能性があります。
2019-20シーズンは怪我で離脱しているマルコ・アセンシオですが、ジダンの評価は非常に高く、復帰すればベイルと変わってレギュラーになる可能性も。アセンシオはスペイン代表でも近い将来10番を付けることが予想され、非常に楽しみな選手です。
MF(ミッドフィルダー):イスコ、トニ・クロース、フェデリコ・バルベルデ、ルカ・モドリッチ
https://youtu.be/fcJU-aQxvEs
このポジションは現在のレアルマドリードで最大の強みとなっています。レギュラーに4人を選択したのは出場機会が4人とも非常に多く、序列がつけずらいからです。
この4人のうち3人が出場することが多いですが、中でも大事な存在となるのがトニ・クロース。パス成功率は多くの試合で90%を超え、レアルマドリードの攻撃の組み立てはトニ・クロースが担います。
また、フェデリコ・バルベルデもレギュラーとして活躍しており、ピッチの広い範囲を走力でカバーできるこの選手は攻撃と守備ともに非常に高いクオリティーがあります。
イスコとルカ・モドリッチはスタメンでない試合もあります。同時期用は多くなく、4-3-3のインサイドMFをルカ・モドリッチが担当。4-4-2のフォーメーションでは攻撃の際に自由に動き回るイスコが採用されることが多いです。
未来のスタメン:マルティン・ウーデゴール、フェデリコ・バルベルデ、ダニ・セバージョス、久保建英
https://youtu.be/A-KDFiYO2kA
すでに主力であるフェデリコ・バルベルデは21歳。今後長年レアルマドリードのレギュラーとして活躍するでしょう。
フェデリコ・バルベルデと並んで、最も期待されているのはノルウェー代表のマルティン・ウーデゴール。2019-20シーズンからレアル・ソシエダでプレーしており、攻撃の中心としてチームを引っ張ります。
2020年の夏にはチームに復帰する可能性もあり、レアルマドリードの中心となることが予想できます。
日本代表の久保建英とスペイン代表のダニ・セバージョスはレンタル先で結果を残す必要があります。両者ともに才能はあるだけにレアルマドリードでの活躍を期待したいです。
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アンカー:カゼミーロ
レアルマドリードで最も重要な選手であるカゼミーロ。危険があれば相手を確実につぶしますし、スペースの空いたエリアのカバーも素晴らしいです。
ブラジル代表ではキャプテンマークを巻くこともあり、クラブと代表両方で欠かせない存在です。
このポジションは控え選手がおらず、将来有望な選手もいないため、カゼミーロが長年レギュラーとして活躍するでしょう。
バックアップを補強する可能性も今後十分考えられます。
センターバック:セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァラン
この2人は長年コンビを組んでおり、抜群の安定感を誇ります。
セルヒオ・ラモスは守備のカバーエリアと1対1の強さが際立ち、攻撃の際はビルドアップを担当。セットプレーではヘディングの強さが特徴で、センターバックながらPKのキッカーを務めます。
フランス代表でワールドカップ優勝を果たしたラファエル・ヴァランも対人の強さと冷静な判断が持ち味となっています。
この2人が絶対的な存在であり、バックアップには経験豊富なナチョと新加入のミリトンが控えます。
未来のスタメン:ラファエル・ヴァラン、エデル・ミリトン
エデル・ミリトンは非常に身体能力が高いセンターバックです。セルヒオ・ラモスが30代後半に差し掛かっており、順当に行けばミリトンがレギュラーとなるでしょう。
守備においては問題ないですが、セルヒオ・ラモスは攻撃の際にはビルドアップの起点となり、長短の正確なパスを出せます。
ヴァランやミリトンはビルドアップの能力は高くないため、この点は気がかりであり、補強で補ってきた選手がレギュラーを務める可能性もあります。
左サイドバック:マルセロ
マルセロが10年以上レギュラーとして君臨。攻撃の際にはサイドバックとは思えないテクニックを披露します。
しかし、マルセロも30歳を超え、怪我も増えてきました。
左サイドバックにはフェラン・メンディーが加入し、レギュラーを奪うような活躍をしています。近い将来マルセロとメンディーはレギュラーが入れ替わるでしょう。
未来のスタメン:フェラン・メンディー
加入1年目ながらマルセロからレギュラーを奪いそうな勢いのフェラン・メンディー。攻撃面ではマルセロほどのテクニックはありませんが、走力がずば抜けており、マルセロとは異なる魅力があります。
クロスの精度や攻撃面の連携に課題はあるものの、間違いなくレアルマドリードでレギュラーとなる素質はあるでしょう。
右サイドバック:ダニ・カルバハル
右サイドバックで不動の地位を築いているダニ・カルバハル。高い技術と積極的な攻撃参加が持ち味で、ラ・リーガで最高の右サイドバックとされています。
バックアップを務めるアルバロ・オドリオソーラとはかなり力の差があり、カルバハルの代わりはいません。
レアルマドリードのレギュラーとして長年活躍してほしいですが、本人は将来的なプレミアリーグ移籍も示唆しています。
未来のスタメン:アクラフ・ハキミ
ドルトムントで高い得点力を披露し、2020-21シーズンからレアルマドリードに復帰予定のアクラフ・ハキミが将来のレギュラー候補筆頭です。
攻撃力ではカルバハル以上である可能性もあり、復帰後の活躍が非常に楽しみです。
オドリオソーラは移籍する可能性が高いでしょう。
ゴールキーパー:ティポー・クルトゥワ
ティポー・クルトゥワは現在27歳と今後長年レアルマドリードの正ゴールキーパーを強めそうな予感です。
加入当初は批判も多かった選手ですが、2020年になり安定したパフォーマンスを披露するようになり、世界で最高クラスのゴールキーパーであることが分かります。
控えはパリサンジェルマンからレンタル移籍しているアレオラ。完全移籍も視野にはいっているとのことです。
未来のスタメン:アンドリー・ルニン
将来的にレギュラーの可能性があるアンドリー・ルニン。10代でレアルマドリードに加入し、現在はレンタル移籍中です。
レンタル移籍先で出場機会が少なく、目立った活躍はしていませんが、才能は間違いなく世界トップクラスです。
クルトゥワのレギュラーを脅かす存在になることが期待されます。
まとめ
この記事ではレアルマドリードのメンバーについて解説してきました。
レアルマドリードは一流の選手が集い、圧倒的な層の厚さを誇るのに加え、将来にわたって有望な選手が非常に多い点が魅力です。
今後も一流の選手が加わる可能性もあり、レアル・マドリードのメンバーから目が離せません。